【解説】新たな夜明け、ケトラモーズ | 白黒・ブリンク/墓地再利用コントロール

※記事の作成には生成AIを活用しております※

Ketramose, the New Dawn / 新たな夜明け、ケトラモーズ

注記:ゲームチェンジャーが2枚含まれるため、推奨ブラケットの下限は 3 です。

統率者の要点

  • 新たな夜明け、ケトラモーズは白黒という強力な操作色を背景に、クリーチャーの出入りとリソース再利用から中長期のアドバンテージを積み上げる設計。自軍のETB(戦場に出た)誘発を繰り返すことで盤面も手札も伸びやすく、トークンやライフレースの主導権も握りやすい。ブリンク(追放して戻す)と緩いリアニメイトを両輪に、ボードを整理しながら勝ち筋を収束させるのが基本方針。
  • 相性の良いカード
    • 消失師、プレストン:ブリンクで「唱えていない」ETBを量産し、コピーで誘発回数を加速。
    • テレポーテーション・サークル:毎ターンの安定ブリンク。ETBの恒常エンジン。
    • ゴライオンの養子、アブデル・エイドリアン:非土地を一時退避→トークン大量展開。ブリンクで反復可能。
    • 死体騎士:トークンやブリンクと併せて広範囲にライフを削るフィニッシャー寄りの支え。

主要シナジーと勝ち筋

  • プライマリ勝ち筋:ブリンクでETBを連打し、トークン横並び+小刻みなライフ吸い取りで差を広げる。具体的にはアブデルのトークン生成や墓所のタイタンの展開を、テレポーテーション・サークルや妖術師の衣装部屋で繰り返し、死体騎士や盲従の紐付けで相手の総ライフを継続的に圧迫。最終的にアクローマの記念碑の全体強化で一斉攻撃を通す。
  • セカンダリ勝ち筋:全体除去と墓地再利用での持久戦。忘れられた大天使、リーサ/通行の神、エイスリオス/埋葬布を纏う者、エイスリオスで被害を抑えつつ、黙示録、シェオルドレッドや幽霊議員オブゼダートのような継続打点でゲームを締める。さらに一つの指輪を安全に運用できれば、ドロー差から盤面を再構築して押し切りやすい。
  • 無限やループ(条件のみ)
    • レオニンの遺物囲い+動く死体(遺物囲いが動く死体を追放→離脱で戻る→再付与の繰り返し)。死体騎士やアスフォデルの灰色商人等の誘発と併せて勝利に直結しやすい。

デッキの骨子

  • 役割分担の総括
    • マナ加速:太陽の指輪/秘儀の印鑑/オルゾフの印鑑/聖列のタリスマン/思考の器、土地はフェッチ+2色基盤で安定。
    • ドロー:エスパーの歩哨、一つの指輪、前兆の壁、神憑く相棒、第三の道のロラン(対処と併せたドロー)、天駆ける恐喝者の追放カード再プレイ支援。
    • 除去:剣を鍬に、流刑への道、天駆ける恐喝者、第三の道のロラン、孤独、パララクスの波、議会の採決、神の怒り/滅び/滅ぼし/告別など。
    • 保護:テフェリーの防御、堅忍の閃光、永遠の放浪者(単体除去耐性とブリンク)、ゴバカーンへの侵攻(裏面の全体耐性付与)。
    • 勝ち手段:死体騎士の面制圧的ドレイン、アクローマの記念碑からの高打点、アスフォデルの灰色商人での一撃、墓所のタイタンの圧力。
    • エンジン:テレポーテーション・サークル、妖術師の衣装部屋、消失師、プレストン、ミラー・オヴ・ライフ・トラッピング(ETBの溜め直し)、トルヴァダへの侵攻(裏面のトークン生成)。
  • 参考情報:ブラケット:3(アップグレード)。ゲームチェンジャーが2枚(テフェリーの防御/一つの指輪)採用され、速度と対話の密度は高いが、cEDH寄りの爆発力には寄せすぎていない構成。

立ち回り(序盤→中盤→終盤)

序盤

  • 2~3マナ域のマナファクトを優先して設置。可能ならエスパーの歩哨で卓全体に軽いブレーキを掛ける。
  • 対戦相手の墓地依存が見えたら、ダウスィーの虚空歩きや除霊用掃除機の着地を急ぐ。
  • 点で対処が必要なら流刑への道/剣を鍬にを温存せず使い、全体除去は抱えておく。

中盤

  • テレポーテーション・サークルや妖術師の衣装部屋を稼働させ、前兆の壁/神憑く相棒/第三の道のロラン/天駆ける恐喝者などのETBを反復。消失師、プレストンがいると誘発が加速する。
  • ゴライオンの養子、アブデル・エイドリアンで非土地を一時退避→トークン展開。死体騎士がいるとドレイン量が一気に伸びる。
  • 盤面が詰まる相手にはパララクスの波でテンポを取り、永続的な優位を築く。

終盤

  • 告別や永遠の放浪者の−能力で盤面を更地にし、リーサやエイスリオス系で自軍だけを回収・再展開。灰色商人やアクローマの記念碑で決着圏へ。
  • 一つの指輪をブリンク(テレポーテーション・サークル)で負担カウンターをリセットしつつ安全にドローを重ねる。必要に応じてテフェリーの防御で決定的なターンを守る。

代表的なターン例

  • 先手:T2 太陽の指輪 → T3 テレポーテーション・サークル → T4 ゴライオンの養子、アブデル・エイドリアン(トークン展開、以後毎ターンブリンクで増殖)
  • 後手:T2 エスパーの歩哨 → T3 消失師、プレストン → T4 守護フェリダー(ブリンクでETBを刻み、相手の展開を遅らせる)

マリガン指針

  • 土地3枚+マナファクト1枚+行動札(ETB持ちクリーチャーか除去)の初手は優先キープ。
  • ブリンク・エンジン(テレポーテーション・サークル/妖術師の衣装部屋)が初手にある場合はやや弱いクリーチャーでも許容。
  • フェッチばかり・タップインばかりでテンポが落ちる手札はやり直し。全体除去のみの受け身手札も極力避ける。

相性とメタ調整

  • 速いアグロ:盲従で相手を遅らせ、神の怒りや滅びを早めに構える。墓所のタイタンやアクローマの記念碑に繋げば一気に反転。
  • コンボ:エスパーの歩哨/ダウスィーの虚空歩きで牽制。置物コンボには第三の道のロランや天駆ける恐喝者を重ねる。
  • 墓地利用:除霊用掃除機/ボジューカの沼を適切なタイミングで差し込み、トルヴァダへの侵攻でこちらはリカバリー。
  • さらなる調整案:単体除去をもう1~2枚(例:致命的なはしゃぎ回りと相性の良い軽量除去の比率調整)、タップインが多いなら基本地形の比率見直し。

キーカード解説(5〜8枚)

  • 消失師、プレストン:ブリンクで唱えていないETBが起きるたびコピーを生み、誘発総量を底上げ。疑似的な「ETB倍化」装置として機能する。
  • テレポーテーション・サークル:毎ターンの安定供給。アブデル・エイドリアン、前兆の壁、第三の道のロラン、天駆ける恐喝者など、何に当てても得をする。
  • ゴライオンの養子、アブデル・エイドリアン:非土地を避難させトークンを一気に確保。ブリンクで再稼働でき、死体騎士や盲従のダメージ源を拡大。
  • パララクスの波:テンポ取りと守りの両方をこなす。自軍に当ててETBを再利用する動きも強力。スタック処理には注意。
  • レオニンの遺物囲い:動く死体との無限ループ中核。単体でも厄介な置物をどかせるため、初動の妨害にも使いやすい。
  • 一つの指輪:守りとドローの同居。テレポーテーション・サークルでリセットでき、負担を軽減しつつ手札差で上回る。
  • テフェリーの防御:全除去・コンボ返し・アルファストライクの三面待ち。決定的な1ターンを確保する切り札。
  • 忘れられた大天使、リーサ:こちらの全体除去に片面耐性を付けるような働き。粘りで勝つ本デッキに最適。

失敗例と回避策

  • パララクスの波の撃ち方ミス:スタックの理解が不十分だとこちらの要員まで戻せなくなる。相手の攻撃・能力に合わせ、必要最小限の対象に留める。
  • ブリンク先の過剰配置:アブデルやプレストンで誘発を稼ぎすぎると、全体除去1枚で巻き返されやすい。テフェリーの防御や永遠の放浪者の構えがないときは控えめに。
  • 無限ループの見落とし:レオニンの遺物囲い+動く死体は意図せず始動する場合がある。卓の合意やフィニッシュ手段(死体騎士等)を準備してから進行。
  • 一つの指輪の運用:無計画に連打すると負担カウンターで手札を腐らせやすい。テレポーテーション・サークルでのリセット手段があるか確認してから加速。

ルール備忘

  • レオニンの遺物囲い+動く死体:遺物囲いのETBで動く死体を追放→遺物囲いが離れると動く死体が戦場へ→再び遺物囲いを対象に取りループ、という流れ。戦場に出る・離れる誘発が無限に発生しやすい。
  • テレポーテーション・サークル:自分の終了ステップの誘発。サークル自身を守護フェリダーでブリンクしたターンは、新しいサークルはそのターン誘発しない。
  • 一つの指輪:テレポーテーション・サークルでブリンク可能(「アーティファクト」を対象に取れる)。負担カウンターを取り除けるため、ドロー総量を伸ばしやすい。
  • 永遠の放浪者:−能力で追放した相手のトークンは戻らない。+能力のブリンクは自軍のETB再利用に。
  • ゴバカーンへの侵攻/トルヴァダへの侵攻:バトルは攻撃して防衛カウンターを取り除く。裏面は耐性付与(ゴバカーン)やトークン生成(トルヴァダ)でゲームメイクに貢献。
  • ウルザの物語:第III章でマナ総量1のアーティファクト(太陽の指輪、除霊用掃除機など)をサーチできる。

置換・アップグレード案

  • 役割強化(同予算帯)
    • ブリンク追加:ちらつき鬼火、雲隠れの座僧。ETBの再利用密度を上げる。
    • 置物対策の枚数増:拘留の宝球や石のような静寂(メタに合わせて)。
    • 墓地対策強化:魂標ランタン、安らかなる眠り。ダウスィーの虚空歩きと二段構えに。
  • 勝ち筋の厚み
    • 厳粛+パララクスの波でフェイドを消し、相手のクリーチャーを長時間無力化しやすい構成に。
    • トークン押し切りなら苦花や軍団の上陸で継続的に横並びを強化(死体騎士と好相性)。
  • 上位アップグレード(予算上げ)
    • 教示者系:悟りの教示者/吸血の教示者/悪魔の教示者。コンボとエンジンの到達率を底上げ。
    • マナ基盤:古えの墳墓、神無き祭殿の同系統二枚目(必要なら)、フェッチの拡充で色安定と速度向上。
    • マナ加速:厳かなモノリスや魔力の櫃。中盤へのジャンプが安定し、ブリンクエンジンの早期稼働に繋がる。
  • 方針転換の案
    • ヘリオッド(太陽の神、ヘリオッド)軸を厚くしてライフゲイン・カウンター戦略へ寄せるなら、壮麗な聖戦士や失われた夢の井戸を採用してリソース化。

最後に一言

ブリンクと緩いリアニメイトを噛み合わせ、ETBの価値を最大化して勝ち切る白黒コントロール。相手の速度に応じて「全除去→再展開」か「トークン横展開→ドレイン」のどちらに舵を切るかを都度判断できるのが強みです。各種エンジンの初動を早め、ルール処理を丁寧に積み重ねれば、卓全体のリソースゲームを着実に制していけます。

No responses yet

コメントを残す

メールアドレスが公開されることはありません。 が付いている欄は必須項目です

4C:青白赤緑 4C:青黒赤緑 EDHデッキ紹介 アブザン(WBG) イゼット(UR) エスパー(WUB) オルゾフ(WB) グリクシス(UBR) グルール(RG) ゴルガリ(GB) シミック(GU) ジェスカイ(URW) スゥルタイ(BGU) ディミーア(BU) ナヤ(RGW) バント(GWU) ボロス(RW) マルドゥ(RWB) ラクドス(RB) 全色 単色 無色