【解説】神経質な予見者、ヘルガ | バント(ETBブリンク+無限マナ・コンボ)

※記事の作成には生成AIを活用しております※

Helga, Skittish Seer / 神経質な予見者、ヘルガ

注記:ゲームチェンジャーが9枚含まれるため、推奨ブラケットの下限は 4 です。

統率者の要点

  • 神経質な予見者、ヘルガはバント(白青緑)のゲームプランを安定させる統率者。継続的な手札の質向上と展開支援により、ETB(戦場に出たとき)能力を持つ生物やブリンク/クローン群から最大値を引き出す土台を作る。このリストでは“毎ターンの小さな得”を積み重ね、コンボ到達までの隙を減らす役割を担う。
  • 相性の良いカード
    • 伝承の語り部、チュレイン:クリーチャーを唱えるだけでドローとバウンスで手を伸ばす、最重要の継続エンジン。
    • 眷者の神童、キナン:マナファクト/マナクリからの生産量を底上げし、コンボ到達を短縮。
    • 祝福されたエミエル:任意のブリンク起動でETBを繰り返し、バリュー獲得や擬似ループの要に。
    • 戦争門:Xで任意のパーマネントを直接戦場へ。要パーツへの最短ルート。

主要シナジーと勝ち筋

  • プライマリ勝ち筋:食物連鎖で“追放から唱えられる生物”を無限に回し、膨大なクリーチャー専用マナを作って歩行バリスタのX大量キャストで勝つ。
  • セカンダリ勝ち筋:狙い澄ましの航海士とアンタップ生物(パリンクロン巨大鯨)で無限マナ→歩行バリスタ破滅の終焉の大Xでフィニッシュ。ブリンク群とETBドロー(チュレインなど)からの物量押しも取り得る。
  • 無限やループ(条件のみ)
    • 食物連鎖霧虚ろのグリフィン(追放から唱えられる)→無限のクリーチャー専用マナ→歩行バリスタのX巨大キャストで射撃勝利
    • 狙い澄ましの航海士パリンクロン(または巨大鯨)+土地7枚以上→無限マナ→歩行バリスタまたは破滅の終焉
    • 祝福されたエミエル守護フェリダー+ループ毎に3マナ以上生む基盤(例:ガイアの揺籃の地や高出力のマナクリ+眷者の神童、キナン)→実質無限ブリンク→ETB連打からの踏み切り

デッキの骨子

  • 役割分担
    • マナ加速:軽量マナクリとオーラ型加速(例:楽園の拡散繁茂)、太陽の指輪、高出力土地(古えの墳墓ガイアの揺籃の地
    • ドロー:ETBドロー(チュレイン系)、クローンでの上振れ、手札総量を一気に増やす踏み切り(エンジン→フィニッシュ)
    • 除去/妨害:点除去とカウンター(後述)、沈黙での窓開け
    • 保護:フリースペル系打消しでの全体保護、必要なら沈黙で先に塞ぐ
    • 勝ち手段:食物連鎖霧虚ろのグリフィン狙い澄ましの航海士パリンクロン巨大鯨、大Xの歩行バリスタ破滅の終焉
    • エンジン:ブリンク(祝福されたエミエル)、クローン群、着地誘発の総動員、必要箇所を射抜く各種教示者
  • 参考情報:ブラケット:4(最適化寄り)。理由:ゲームチェンジャーが多く(GC9枚:例としてガイアの揺籃の地俗世の教示者悟りの教示者古えの墳墓意志の力眷者の神童、キナン輪作食物連鎖激情の後見)、高速展開と守りの両立が可能なため。

立ち回り(序盤→中盤→終盤)

序盤

  • 1~2ターン目は軽量加速を最優先。理想は土地+マナクリ(例:極楽鳥アヴァシンの巡礼者)or 土地に貼るオーラ(楽園の拡散繁茂)で2~3ターン目の多動作を狙う。
  • マナ基盤が整ったら、状況次第で輪作森の占術からキーカード土台(ガイアの揺籃の地や二枚目の青源)へアクセス。
  • 対面が速い卓なら、コンボ始動ターンに合わせて沈黙を温存。打消し卓なら1マナインタラプト(後述)をキープ。

中盤

  • エンジン投入。もっとも強い中継は伝承の語り部、チュレイン、続いて祝福されたエミエルやクローン群。これらでETBを増幅し、手札とマナを伸ばす。
  • 教示者(悟りの教示者俗世の教示者)や戦争門食物連鎖または狙い澄ましの航海士をサーチ。除去で割られた場合にもセヴィンの再利用がバックアップになる点は忘れずに。
  • 防御は薄くならないよう配分。妨害が多い卓では“エンドにブリンク→自分のターンにコンボ”など、相手のマナが立ちにくい時間帯を選んで踏み切る。

終盤

  • 到達した無限マナを歩行バリスタ破滅の終焉へ。あるいは、手札が厚いならエンジン継続からエンチャ・置物・生物を雪だるま式に増やし、単純な盤面差で締める。
  • リソース過多時の叩きつけとしてエント最後の進軍は強烈。大型ETBやクローンをまとめて戦場に送り込み、ほぼその場で優勢を決定づける。

代表的なターン例

  • 先手:T2 極楽鳥 → T3 伝承の語り部、チュレイン(クリーチャー追撃でドロー)→ T4 戦争門(X=3で食物連鎖を設置)、以降霧虚ろのグリフィン確保からフィニッシュ
  • 後手:T2 眷者の神童、キナン → T3 太陽の指輪+マナクリで多動作 → T4 狙い澄ましの航海士着地、次のターンに巨大鯨パリンクロンで無限マナ→歩行バリスタ着地

マリガン指針

  • 2マナ源+1枚以上の加速(マナクリ/オーラ/太陽の指輪)はキープ基準。
  • 片方が確定パーツ(例:食物連鎖)なら、相方(霧虚ろのグリフィンや教示者)に触れる見込みがあれば残す価値が高い。
  • 対コンボ卓では、1マナ打消し(白鳥の歌払拭狼狽の嵐精神的つまづき)または沈黙のいずれかが握れていると安心。
  • カラーが揃わない手札、5マナ以上の重いカードが過半、ドローなしの純粋ハンドは下げる。

相性とメタ調整

  • 速い能動コンボ:こちらも最短到達を狙い、沈黙先置きから踏み切る。追加で呪文貫き否認自然の要求を採用すると対面勝率が上がる。
  • 置物ヘイト/マナ否定:活性の力を素出し・ピッチ両面で。土地破壊が多い卓には基本地形を1~2枚増やす調整や、不毛の大地の相互けん制も有効。
  • 墓地利用デッキ:コンボを跨ぐタイミングだけでも安らかなる眠りを置けると、被害を最小限に。

キーカード解説(5〜8枚)

  • 食物連鎖:追放から唱えられる生物と組む最短勝ち筋。マナは“クリーチャー呪文にのみ”使える点に注意。
  • 霧虚ろのグリフィン:自分で追放→再キャストが可能な中核ピース。1周で+1マナずつ増えるため、十分な色を用意してからループへ。
  • 歩行バリスタ:無限マナの最終受け皿。青マナが薄い卓でも色拘束がなく勝ち切れる。
  • 狙い澄ましの航海士:魂の絆からのブリンク装置。パリンクロン巨大鯨で無限マナ、ETB連打でバリューも稼げる。
  • パリンクロン:土地7枚から無限マナ到達。単体でもマナを回収しやすく、クローンで枚数を実質増量できる。
  • 巨大鯨:青い“7アンタップ”。狙い澄ましの航海士と並ぶとマナが溢れる。
  • 伝承の語り部、チュレイン:毎ターンドロー+バウンスで手札を増やし続ける主機。クローンで二重化すると爆発力が増す。
  • 戦争門:Xの柔軟性が魅力。序盤は太陽の指輪/オーラ加速、中盤は食物連鎖、終盤は狙い澄ましの航海士や差し札を直接着地させられる。
  • 追記:セヴィンの再利用は破壊された食物連鎖(マナ総量3)を戦場に戻せるため、対処されがちな局面の二の矢として優秀。

失敗例と回避策

  • フードチェインのマナを非クリーチャー呪文に使おうとして止まる:ルール上不可能。あらかじめ歩行バリスタやクリーチャー経由の勝ち筋を手札に確保してからループに入る。
  • ブリンク前提でパーツを並べすぎ、まとめて除去される:一部を温存、または沈黙からの一気呵成を徹底。打消しが握れていないときは“相手ターンエンドに小さく動く”に留める。
  • 色マナ事故:フェッチの順番で青ダブル(狙い澄ましの航海士用)を早めに確保。輪作は必ず“マナを出してから”起動し、色が途切れないよう計画する。
  • ループの途中で時間切れ(対話に押される):勝ち筋が見えたら、必要パーツと手順を簡潔に宣言し、介入を促す。都度の確認で相手の除去や打消しを誘い、温存していた守り札で通す。

ルール備忘

  • 食物連鎖のマナは“クリーチャー呪文専用”。X呪文の歩行バリスタは“クリーチャー呪文”なので支払い可だが、破滅の終焉には充当不可。
  • 霧虚ろのグリフィンは自分の効果で追放されても、追放領域から唱えられる。税効果やコスト増加も通常通り適用。
  • 狙い澄ましの航海士の魂の絆は、どちらかが戦場に出るたびに貼り直せる。起動で対象にした“絆相手”のみがブリンクされる。
  • クローン系がコピーするのは“印刷された特性”が基本。+1/+1カウンターやオーラはコピーされない(もう一人の自分のような“追加で置かれる”性質は別)。
  • 輪作は追加コストで土地を生け贄。必ず先に目的の土地からマナを出してから起動すること。

置換・アップグレード案

  • コンボ安定度向上
    • 永遠の災い魔食物連鎖のもう一人の相棒。色拘束が軽く、ループの出力が増す。
    • 神秘の教示者直観:青い射程を広げる追加教示者。打消しやブリンクとも相性が良い。
  • 継続ドローの強化
    • リスティックの研究:卓全体に効く継続アド源。タックス卓でも機能。
    • 一つの指輪:着地即ドローと一時的な被覆が心強い。
  • 初動の高速化
    • モックス・ダイアモンド金属モックス:手札損失と引き換えに、2ターン目の多動作率を一段引き上げる。
  • 盤面の押し戻し
    • サイクロンの裂け目:ブリンクと合わせやすい全体バウンス。詰めの前座に。
  • マナ基盤・耐性
    • 予算代替:ニクスの祭殿、ニクソス(デヴォーションで実質大出力)、偽りの神の神殿(やや遅いが無色2)
    • 相手対策:不毛の大地(問題土地を咎める)、魂の洞窟(生物を通しやすくする)
  • 相手依存メタ
    • 安らかなる眠り(墓地メタ)、活性の力(エンチャント・アーティファクト対策)、否認呪文貫き自然の要求(能動コンボ・置物対策の枚数調整)

最後に一言

ヘルガは“派手さよりも精密さ”で勝ち切る統率者。小さな加速とETBの積み重ねから、最低限の防御でウィンドウをこじ開け、食物連鎖狙い澄ましの航海士ラインに着地するのが本筋だ。卓の速度を見極め、必要なところだけ素早く、要らないところでは手札を抱えて。最短と安全のバランスがこのデッキ最大の魅力だ。

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