統率者の要点
- 無限導線基地は5色の伝説の宇宙船。戦場に出た際に自軍の多色パーマネントの数だけロボット・トークンを生成し、配備で蓄積カウンターが12以上になると飛行のアーティファクト・クリーチャー化。攻撃時は多色パーマネント数だけドローする。トークンで配備を進め、殴って手札を増やすゲームプランが明快。
- 相性の良いカード
- ギルドパクトの力線:自軍の非土地パーマネントをすべての色にし、トークン生成・ドロー量を最大化。
- テルカーの技師、ブルーディクラッド:ロボットを単一大型トークンへ統一してクロック化。
- サイバードライブの起動者:アーティファクト全軍を飛行クロックに変換して押し切る。
- 湖に潜む者、エムリー:アーティファクトの墓地回収エンジン。配備の弾や着地後の立て直しを支援。
主要シナジーと勝ち筋
- プライマリ勝ち筋:ギルドパクトの力線で非土地を全色化→無限導線基地着地で大量のロボット生成→配備12到達で飛行化→攻撃して大量ドロー→継戦火力と手数で面を制圧。
- セカンダリ勝ち筋:ブルーディクラッドでトークンを大型に統一し、サイバードライブの起動者や街並みの地ならし屋で盤面をこじ開けて一斉攻撃。
- 見えやすいループ・強連携(条件のみ)
- ラクシオール+プレインズウォーカー(テゼレット群):PWをクリーチャー化→配備要員にして高速12到達。
- アカデミーの廃墟+街並みの地ならし屋:全体除去後も脅威を毎ターン回収して粘り勝ち。
デッキの骨子
- マナ加速:太陽の指輪、各種タリスマン、秘儀の印鑑、彩色の灯籠、永久の水蓮。
- ドロー:物読み、思考の監視者、機械と共に、統率者の攻撃誘発。
- 除去/干渉:流刑への道、対抗呪文、秘儀の否定、墨盾、街並みの地ならし屋。
- 保護/回復:発展の行進(コピーで厚み)、テゼレット群のマイナス能力で再展開補助。
- 勝ち手段:ロボット横並びの打点、サイバードライブの起動者の空中打点、河童の砲手の巨大化。
- エンジン:エーテリウムの彫刻家、金属製の巨像、マイコシンスのゴーレムによるキャスト連鎖、エムリーとアカデミーの廃墟の墓地回収。
参考情報:ブラケット:3(アップグレード)。高速マナファクトは控えめだが、干渉とリカバリーが厚く、強力な一斉攻撃とドロー到達が安定。コンボは狙えるが「たまに」で、卓全体を押し切る中速プランが中心。
立ち回り(序盤→中盤→終盤)
序盤
- 目標:配備の弾(クリーチャー/トークン)とマナ加速を確保。エムリーで墓地から小粒を回す基盤作り。
- 優先行動:2ターン目までにマナファクト、3〜4ターン目に無限導線基地着地を目標化。ギルドパクトの力線があれば横並びを優先。
- キープ札:土地2〜3+太陽の指輪/タリスマン/印鑑のいずれか+初動(彫刻家/検査官/鋼の監視者など)。
中盤
- 盤面の取り方:ロボットで配備を一気に進める。12到達前は無理攻めを避け、対抗呪文系で除去に構える。
- 守るパーマネント:ギルドパクトの力線と無限導線基地。これらが並ぶとドローもトークンも指数的に伸びる。
- 対話のポイント:全体除去に合わせて発展の行進やサイバードライブで相手ターン終了時にクロック再構成。
終盤
- クロックの通し方:サイバードライブの起動者で全軍飛行→ブルーディクラッドで大型化→一斉攻撃。
- 締め札の撃ち所:相手のタップインや手札減少を見てテゼレットのフィニッシュライン、地ならし屋の除去で道を作る。
- リスク管理:攻撃誘発ドローは強力。手札過多になりやすいので、追加着地よりも干渉温存を優先。
代表的なターン例
- 先手:T1 太陽の指輪 → 思考の器 → T2 エーテリウムの彫刻家 → T3 無限導線基地(トークン生成)→ T4 配備で12到達→攻撃ドロー。
- 後手:T2 湖に潜む者、エムリー(墓地肥やし)→ T3 タリスマン+物読みで手数確保 → T4 無限導線基地 → T5 サイバードライブの起動者で空中一斉攻撃。
マリガン指針
- 土地は2〜3枚が目安。初動のマナファクト1枚以上と、配備の弾(トークン生成や軽量クリーチャー)またはギルドパクトの力線があれば前向きにキープ。
- 例1:土地2+太陽の指輪+エーテリウムの彫刻家+鋳造所の検査官+物読み。
- 例2:土地3+独創のタリスマン+湖に潜む者、エムリー+ギルドパクトの力線+干渉札(秘儀の否定など)。
相性とメタ調整
- 全体除去多め卓:アカデミーの廃墟を優先確保。発展の行進で思考の監視者やトークンをコピーして手数維持。
- 置物メタ厚め卓:蒐集家の保管庫やウスロスの調査船など、打点にも換えられる非置物クロック比率を上げる。
- 高速コンボ卓:対抗呪文帯を増量。橋の主、テゼレットでクロック短縮し、サイバードライブで早期決着を狙う。
- 墓地多用卓:ボジューカの沼の起動タイミングを丁寧に。エムリーの回収先は地ならし屋優先で蓋を継続。
キーカード解説(5〜8枚)
- ギルドパクトの力線:全色化でトークン/ドローが爆増。初手にあると理不尽な伸び。除去が飛ぶので、保護札を温存。
- 湖に潜む者、エムリー:毎ターン墓地回収。水蓮の花びら系を回して配備の弾を増やす運用が安定。
- テルカーの技師、ブルーディクラッド:開始ステップのトークン統一で打点と能力を一本化。大型トークンを基準に選択。
- サイバードライブの起動者:即時に空中打点を作る押し込み役。全体除去後のリビルド短縮にも。
- 河童の砲手:アーティファクト着地ごとに育つ実質クロック。護法で守りやすく、配備の高打点要員にも。
- 金属製の巨像:高コストだが盤面の非クリーチャーで実質軽減。着地→即配備で12到達を補助。
- アカデミーの廃墟:街並みの地ならし屋や旗艦、インスピリットを拾い続ける長期戦の要。
- ジアーダの贈り物、ラクシオール:PWをクリーチャー化して配備要員化。忠誠度=打点相当として扱える。
失敗例と回避策
- 早すぎる横並び → 全除去で壊滅。配備12直前までは2ライン分だけ展開に抑える。
- 攻撃誘発だけを当てにする → タップさせられると機能不全。ドロー呪文と思考の監視者で最低限のハンド確保。
- ギルドパクトの力線単体に依存 → 置物破壊で失速。ブルーディクラッドやサイバードライブの別軸を常に用意。
- 干渉を前のめりに使用 → 返しの除去が通る。攻勢前に最低1枚は打ち消しを温存。
- 配備に大型だけを使う → 返しで全ブロッカーが立たない。小粒トークンを優先して安全に12到達。
ルール備忘
- 配備はソーサリー・タイミング。召喚酔いのクリーチャーもタップして支払い可能(自身の{T}能力ではないため)。
- 無限導線基地の攻撃誘発は解決時に数えるタイプの誘発。ギルドパクトの力線があればトークンやアーティファクトも多色として数えられやすい。
- ラクシオールを装備したプレインズウォーカーはクリーチャーでPWでない。その間は忠誠度能力を起動できない点に注意。
置換・アップグレード案
- 蝗の神:攻撃誘発ドローがトークン閾値を連鎖で超える。横並びから一気に致死圏へ。
- 機械巨匠、サイ:アーティファクト着地で飛行機械生成。配備の弾とチャンプ要員を継続供給。
- ウルザの物語:トークンと太陽の指輪/水蓮の花びら等のサーチを両立。中盤の弾補充が安定。
- 一斉層雲(予算寄り):全体飛行付与のもう一枚。サイバードライブの簡易代替。
- 発明品の唸り(上位):1枚ピン差しの解決力を高める瞬速チューター。ギルドパクトの力線やラクシオールへ最短到達。
- 大いなる創造者、カーン(上位):置物封じとフィニッシャー探索。保管庫から段階的に勝ち札を拾う運用が強力。
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